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黒川耕平の スケールを制するものはJAZZを制す

コード進行で垂直的に、スケールで水平的に…音楽理論で楽曲をズバズバ分解していきます

Wave / JOEL FRAHM (Sax : ブルーススケール)

今回はSax奏者「JOEL FRAHM」ソロを見てきましょう。

曲はボサノヴァの有名曲「wave」です。

 


Wave SANT ANDREU JAZZ BAND -MAX SALGADO trompa- JOEL FRAHM saxo tenor JOAN CHAMORRO direccion

 

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 <2:33>

Am7 ⇛ D7 のツーファイブ、D7部分で

Dブルーススケール!

半拍3連からみのカッコいい下降フレーズから美しい繋ぎです。

f:id:viblive:20160522210638p:plain

 ジョエルさんのソロでは最後「#C音」が入ってますね。

次のG△7コードの「D音」へのスムーズな経過がたまりません。

 最初、跳躍からG音のアヴォイドへ着地している点もスリリングで良いです。

 

ドミナントコードで困った時に使えるブルーススケール

実はメジャーコードでもがんがん使える便利スケールですが、

 

やみくもに使いすぎると

ベテランのおじさんプレイヤーから怒られるという

都市伝説的な話があるようです。

 

まぁ、気にするな。

17時に帰宅する「アフター5」と同じくらいの都市伝説レベルでしょう。

 

f:id:viblive:20160522205451p:plain

基本的にはドミナントコードで使うべし。

4度アヴォイドが適度なスパイスとして響いてくれます。

 (DブルーススケールだとG音が4度)

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便利なブルーススケールですが、

ここぞのポイントで発動するってのが

粋でカッコいいソロというものでしょう。

 

「ブルース」という名前が先行して

オールディーなイメージしか持たず敬遠しているのは勿体無い!

 

ブルーススケールの#四度音をメロディーにうまく取り入れている好例を紹介します。

Ego-Wrappinの中納 良恵の歌声がブルーススケールに乗り、都会っぽさ全開です。

 

<0:34~> メロディー


【MUSIC VIDEO】Fantastic Plastic Machine (FPM) / Beautiful Days (2001 "Beautiful.")

2001年の曲ですが、全然古っぽさを感じさせないですよね。

トラックのセンスや4つ打ちリズムにあるかもしれないですが。

 

 もうひとつ。

とりあえず広瀬香美を聴くんだ。

 

J-POPにもブルーススケールはあふれています。

4度 ⇛ #4度 ⇛ 5度 と半音ずつ上がってく特徴的なブルーススケール。

このスリリングさを味わえるメロディー部をピックアップ。

 

<1:18~> サビ「感じてる~」のとこ。


広瀬香美 - ロマンスの神様⑴

 

Aメロ(♭A調)、Bメロ(B調⇛A調)、サビ(#F調)

と3回も本格転調しておきながら、サビのタイミングで香美姉さんは…

やってくれるんすよ。。

 

#Fメジャーの3度から半音ずつあがる「感じてる~」ですが

動画を見ているあなたも、

 

きっとブルーススケールっぽさを感じてるんではないでしょうか。

そう、ブルーススケールは感じるものなのです。 

 

このスケール名は、昔々…ブルースでよく使われた所以なんでしょうが、

いやいや、時代は進化してますし、そろそろ改名した方がいいでしょう。

 

例えば「J-POPスケール」とか「テクノスケール」とか命名するようなもんです。

ジャンル名をつけるもんじゃないと思いますね。

 

さて、お楽しみいただけたでしょうか。

 

次回もお楽しみに。

 

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